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7月30日 全てをからめとって飴状にして、身体にまとわりつくような熱気。 夜になっても、多少風が吹いてもおさまらない。昨夜は熱湯の出てくるシャワーにあきれて、水シャワーで頭も体も洗った。 これが7月なのだから信じられない。次は8月? もう9月か10月でいいころだと思う今日この頃。 小庭にいて、いつもなら私が出入りすると何となく愛想をふりまく飼いカメも、昨日の夕方は水を張った子ども用プールに潜ったまま、顔を上げさえしなかった。 暑中お見舞い申し上げます! こんな日々は、涼しいところで書物を友に、上手にやり過ごしましょう。 7月24日 生まれて初めて、あんこをつくった。 甘味は好きなので、あんこは時々食べる。母の実家の新潟から来た小豆で、母が煮たのを食べた記憶もある。家で洋裁の仕事をしていた母が、時間が出来た時に作ってくれるいちごジャムとあんこは、幼いころの甘い思い出だ。 でも今まで自分で小豆を煮ようと思ったことは一度もなかった。はなから難しいもんだと思い込んでいたのだ。 きっかけは老神温泉への旅行だった。老神温泉では毎早朝に朝市が開かれていて、一泊した朝はそこへ行く。 新鮮な野菜と手作りの産物は、自分の畑で採れたものだから皆自慢の我が子で、ていねいに造られたドレッシングや調味料(山椒や一味類)がおいしい。 先月そこで小豆を買った。試食もしておいしかったので買ったものの、猛暑で豆を炊く気にならず、そのままになっていた。今回二度目の訪問で、同じおじさんに、 「昨日つくったんだ。食べてみてよ」 と再び一匙のあんこをいただき、「やっぱりつくろう!」と心に火が付いた。 昨晩帰宅し、今朝さっそくチャレンジした。おじさんの書いたレシピ通り煮て、つやつやのつぶあんが出来た。 火加減の違いかおじさんのとは見た目が違ってしまったが、味は抜群。 歳を重ねても初挑戦は楽しい。はじめての自家製あんこ。おもちにのっけて食べようかな。 7月18日 夏本番。 カメ産卵。 今朝、飼いカメがたまごをひとつ産んでいた。 カメ用の水槽の脇にある台の上に、ポンとひとつ乗っかっていた。 まとめていくつも、時には十個も、産み出す年もあり、一個ずつポコンポコンと連日産んでゆく年もある。今年は後者らしい。 産み出した後はスッキリしたのか、店主が幼児用ビニールプールに水を張ってやると、その中に入って涼んでいた。 泳ぐのが苦手で、去年はすぐに焦ってプールから這い出てきたが、最近慣れて、丸いプールの中をぐるぐると泳げるようになった。 泳ぐというより歩くに近いくらいの浅い水深だが、大きな進歩である。 7月7日 ツバメはもういない。 7月に入って、子ツバメたちは巣の中で方向転換ができるようになった。それまでひたすら顔を前に向けてエサを待つばかりだった三羽が、それぞれくるりと回って尾羽を外へ出したり、並び順をかえてみたりした。 「巣立ちも近いな」と思った翌日、巣はもぬけのカラになった。あれから一度も駅舎のガード下にツバメを見ない。 今年生まれた子は、「今年は暑いな」とは思わず、暑いどこかの空を飛んでいるのだろう。 とにかく暑くて、煮炊きが苦痛になった。うちはキッチンとダイニングがカウンターで仕切られたつくりなので、台所で火を使うと部屋まで暑い。 猛暑続きの7月初め、「調理は外でする!」と店主が宣言した。自らカレーのスパイス類と食材を鍋に入れて小庭に出た。キャンプ道具は揃っている。日よけで囲まれ外からは見えないスペースにカセットガスコンロを置いてたっぷりのカレーを作った。その日から煮炊きは外でして、クーラーをかけた室内で食べるようになった。猛暑の夏の苦肉の策だが、電子レンジとの併用でけっこううまくいっている。 これも今夏の思い出となるのか、それともこれからもっと…。
6月のユーコさん勝手におしゃべり |