古本のなおし方 |
本の修理について |
古本屋の私は、本をなおさない日はない。和本はともかく、洋装本がほとんどの現在、函や、背のゆるんだ本に糊を入れる程度の修理は店番をしながらの日課だ。どうせ修理するならうまく修理したいものだ。安い本ならともかく、高く仕入れた本が下手になおすとゴミになってしまうこともある。なおさない方が良かった、なんて修理はしたくない。本をなおすにも、少しの修行と大きな愛情が必要だ。それに、高価な本の修理を緊張しないでやり通せる精神力、修理の結果を自慢しない忍耐力も必要とされる。そこまでしても本の修理は必要なのかと言われれば、古本屋として、本へのささやかないたわりだと信じたい。 |
使用する道具 |
修理の方法 |
|
まとめ |
|
トップに戻る |